久しぶりの夫婦キャンプ旅

久しぶりの夫婦キャンプ旅

11月も中旬を過ぎてそろそろキャンプをする人もいないだろうというこの時期に、千葉の房総方面のオートキャンプ場に一泊二日で行ってきました。

夫がアウトドア好きなものでキャンプ用品は一式揃ってるんだけどなぜかぜんぜん行ってなくて、気が付いたら6、7年ぶりくらいでした。

コロナでグランピングとか流行ってた時期にも人混みが苦手なので逆に行く気にならず、月日だけ経ってしまっていました。

昔、何度か行ったことのある穴場キャンプ場があって、広くて空いてる場所なので今回もそちらを予約しました。

老夫婦でやっていて電話予約しか受け付けていないのとキャンプ場までの道幅が超狭くて初心者にはちょっとハードルが高い場所。

今回の予約も以前に行ったことがあるということを伝えたから受付けてもらえたようで、初めての方はお断りしているそう。

横浜から房総方面へはアクアラインを使えば平日だとけっこう近くて、チェックイン時間よりもだいぶ早めに着いてしまいました。

とりあえず時間潰しに近隣の「道の駅 保田小学校」に寄ってお土産を買うことに。

最近、この手の廃校になった学校を改装した道の駅とか増えてますよね。

新しい建物に机とか椅子は当時の学校の物をそのまま使っていていい味出してました。

お土産を買った後は、毎回キャンプ時の水の確保のために立ち寄っている名水スポットへ向かうことに。

こちらもキャンプ場同様、行くまでの道幅が車一台分しかなく対向車が来たらアウト的な感じで毎回ハラハラしながら通ります。

細い道をひたすら進み、一番奥にようやく湧き水のポイントが見えてきてほっとひと安心。

地元の人くらいしか水を汲みに来る人がいないのか、いつもほとんど誰もいない場所。

錦鯉とか黄金色の美しい鯉もいて、絶えず湧き出ている水の音がなんとも心地いい♪

そんなこんなでいい時間になったのでようやくキャンプ場へと向かうことに。

昔と変わらない懐かしい入り口を見て、私も夫もちょっとじーんとしてしまいました。

ここはいつ来ても本当に変わらないなぁ。

久しぶりにお会いした管理人のおばちゃんは年齢が80歳を越えていて、以前会った時よりだいぶ歳を取られていました。

私も最初来た時は30代前半くらいだったので年取ったのはお互いさまだけど。

前に来た時とかそんなにちゃんと話をした記憶はないのにこちらのことをよく覚えててくれて、私のことを素敵な人だと思ってたからまた会えて嬉しいと言ってくれました。

そんな風に思われていたなんてまったく知らなかったので、なんか嬉しくてまた感動してしまった私(笑)

キャンプ場とかアクティブなイメージあるし、明るくハキハキ話すような人が印象に残るんだろうなと勝手に思ってて、私みたいにインドアな静かなタイプは絶対覚えられてるわけないだろうと。

それが、物静かでほっとする人だって言ってくれて、あぁそんな風に感じてくれる人もいるんだな~って。

おばちゃんは耳もだいぶ遠くなり腰も曲がってしまっていて、さらについ最近帯状疱疹になってしまったとのことで体の方がちょっとしんどそうでした。

そんな話を聞いたもんだから、すぐにでも施術をしてあげたい衝動に駆られ、でも夫一人で設営をさせるのもかわいそうだから仕方なくその場を離れてこっそり遠隔でエネルギーを送っていました。

痛い思いをしている人とか動物とか見ると、つい少しでも癒してあげたいと思ってしまう私。もはや職業病です(笑)

日が暮れる前までになんとか設営を終え、持ってきたお肉や野菜をお腹いっぱい食べた後は私の大好きな焚火タイム。

水の音も癒されるけど、目の前で火がパチパチ音を立てるのを聞いてるとなぜか心が安らぐ。

今回、予約は私達夫婦のみだったのでキャンプ場丸ごと貸し切り状態で本当に静かでゆっくりできました。

ここは星が綺麗に見える場所でもあり、ライトを消したらプラネタリウムみたいに満天の星空だったのが感動的でした。

星って普段は遠くに見えるし、ただ光っているだけだと思ってたけど、空が近いと一つ一つがキラキラ輝いてるのがよく分かる。

iPhoneで撮ったので画像が粗くてこの綺麗さは伝えきれないと思うけど、一応こんな感じ↓

たまに流れ星も見えます。

千葉の南の方なので夜も思ったほどの寒さではなく、寝袋に入ってたらむしろ途中でちょっと暑くなってしまったくらい。

テントの真横でトコトコトコ…と獣が歩くような足音がして、最近よく聞くクマのニュースを思い出しちょっと怖くなったけど、千葉だからクマはいないよね、、、と気にしないことに。

翌朝、車のフロントガラスに小さな足跡が付いていて、やっぱり何か来たんじゃん!?と思ったら、どうやら猫がこの辺をうろついているらしい。

普段都会に住んでるもので、こうゆう自然の中に来るといちいち過剰に反応してしまいます。

朝また焚火して、朝食食べてコーヒー飲んで、その後はチェックアウトの時間まで怒涛の如く二人で撤収作業に取り掛かるのがいつものパターン。

夫婦二人なのでこれがけっこう大変で、のんびりやってると時間に間に合わなくなります。

最後におばちゃんと記念撮影して挨拶して、また来ますね~とお別れしてきました。

歳だからそろそろキャンプ場を辞めるかもしれないと言ってたので、あと何回来られるか。。。

いつまでも元気でいて欲しいけどそうはいかないのが人間で、それがまたちょっと寂しく感じてしまう。

まだまだそうゆうのを完全には受け入れられない私であります。

人間は本来120歳までは生きられるというのを聞いたことがあり、健康でいるために何をすればよいのかというのが私の中の密かな課題です。

キャンプ場からの帰り、羽田の近くあたりだったかな、車の中から見えた工場地帯がどことなく哀愁漂っていて美しかった↓

アーカイブ