【見えざる敵】について思うこと
今日も新型コロナウィルスのニュースで一日が始まり、同じくこのニュースで一日が終わる。
タレントの志村けんさんが亡くなってしまった。
子供の頃からドリフを見て育った私には、まさかこんな形で急に逝ってしまうなんて夢にも思わず…ショックだった。
テレビでは仕切りに、新型コロナウィルスのことを「見えざる敵」と表現し、敵をやっつける為にはどうすればいいかみたいな議論ばかりしてるけど、、、どうしても私には、これが果たして本当に人間の敵なのかなぁと思ってしまう。
たとえこのウィルスが人為的なものだったとしても、世界中に蔓延していることには何か意味があるような気がしてならない。
コロナの陰に隠れて日本ではほとんど報道されていないけど、ウィルスの発生とほぼ時を同じくして東アフリカではバッタが大量発生し、その大群が海を越えて中東、中国、インドへと迫ってきているらしい。
風に乗って一日に100~200キロも移動するんだとか。
70年に一度の大発生レベルで、まるで山火事のように農作物が食い荒らされ、3か月で20倍、9か月後には8000倍という規模で増えていくと。
その規模は日本の国土の3倍にもなるという。。。
慢性的な人口増加と異常気象、紛争などによって既に食料不足に陥っているアフリカでは、このバッタの大発生でさらに深刻な食料危機にさらされ、緊急事態宣言も出されているそう。
コロナウィルスの対応で世界各国が手一杯な状態の中、バッタの勢力はさらに増えていき、日本もいずれ影響を受けかねないという。
他人事では済まされないような大変な事態。
地球の別の場所ではこんな事が起こっているなんてぜんぜん知らなかった。
なぜこうゆうことを日本のテレビは報道しないのだろう。
すぐ目の前で起こっていることにしか焦点を合わせない。
人間を守るためにいろんな人がいろんなことを言ってるけど、私が強く感じることは、いよいよ地球がバランスを取り戻そうと浄化現象が起こり始めたのではないかと。
ここ数年の異常気象や火山の噴火、今回のウィルスの蔓延やバッタの大量発生など、他にもいろいろあるけど、ほんの数年の間に想定外の現象が幾つも起こっている。
人間によって本来のバランスを崩された地球が、元の状態に戻そうと自ら動き出している。なんだかそんな気がしてならない。
自分たちの都合で好き勝手に木を伐採し、森林を破壊し、そこにいた生き物たちが住めなくなっていく。。。
森がなくなり、産業活動がさらに活発になり、その結果二酸化炭素が増えて地球の温度が上がっていく。
そして今回のバッタの大量発生のように、生物が大繁殖したりする。悪循環のループが延々と続く。
こんな私でも分かるくらい単純な図式なのに、いつまで経っても人間は同じことを繰り返している。
世界のどこか遠いところの話じゃなくて、近所を歩いていても、そこら中で根元から切られてしまった木々を目にする。
たぶん、景観が悪くなるとか邪魔だからという理由であっさり切られたんだと思うけど、見るたびに人間の身勝手さを感じる。
まるでこの地球は人間が支配しているかのよう。
森林破壊に限らず、地球の生態バランスを崩した代償はとても大きなものになると、私はずっと前から感じていて、今起こっていることはもしかしたらそうなのかもしれないと思っている。
今回のコロナウィルスは「肺炎」という人間の呼吸を司る器官の疾患を引き起こすということが、私にはどうしても地球からのメッセージのような気がしてならず。
「敵をやっつける」のではなくて、気づくことを待っているんじゃないのかなぁ・・・と。
何に気づくかは人それぞれだけど、情報に振り回されて全部鵜呑みにするんじゃなくて、自分で考えて、感じて、気づくこと。
どうして今こうゆう事態が起こっているのか。
起こることには全て意味があるということ。
敵と闘うのではなく向き合うこと。
もしかしたら、それで変わることもあるかもしれない。
・・・と思ったりしながら日々を過ごしている。
毎日テレビやネットで不安を煽られて右往左往するよりも、こっちの方がきっと何か光のようなものが見えてくるんじゃないかなぁと。
文章ではなかなか思うように伝えられないんだけど、誰か一人にでもいいからこの思いが届きますように。