試練の一日
先日うちのニャンコと近所の公園にお花見に行った時の写真。
慣れない場所で怖がってしまい、私にしがみついて離れませんでした。かわいい♡
たまには自分が写っているものを載せてみようかなと。
さて、昨日は朝からちょっとした事件がありました。
1階で私が猫のブラッシングをしていると、2階にいる夫から電話がかかってきて、「おなかがすごく痛い・・」と。
慌てて2階に行き、横たわっている夫の痛みのある腹部にとりあえず手を当ててエネルギーを送ってみるものの、なかなか痛みが引かない様子。
ちょうど2年前に同じように急な腹痛で緊急入院したことがあり、腹膜炎と診断され大変な思いをした記憶が蘇り、もしかしたらまた同じかも・・・と超不安になる私。夫も同じ気持ちだったようです。
とりあえず、レスキューレメディとホメオパシーキットを取りに行き夫に飲ませ、とにかく痛みが治まるように渾身の力を振り絞りエネルギーを送りました。
その後、ほんの少しだけ痛がり方がマシになった様子だったけれど、それでもまだ顔をしかめて尋常じゃない感じだったので(本人いわく何度も意識を失いかけていたそう)、これは救急車を呼ぶか病院に連れて行くしかないなと判断しました。
とりあえず、以前腹膜炎になった時に入院した病院に電話をし、午前中の診療時間締め切りまでに来てもらえれば診察可能と言われたので、私が車を運転して病院まで連れていくことに。
ちなみに締め切りの時間まであと20分。病院までは車で30分近くかかる距離。
そして、さらっと書いてるけど、ワタクシ、運転恐怖症です。。。
よろしくない条件がいろいろと重なっていました。
大学生の時に免許を取って初めてドライブしたその日に正面から突っ込まれるという事故を経験しており、それがトラウマで怖くてずっと運転できないまま、気が付いたら25年以上経っていました。
このまま一生車を運転することはないだろうと。
それが2年前に夫が今回と同じように急激な痛みに襲われて緊急入院した時に、いざという時に私が運転できないと助けられないかも・・・という恐怖心に襲われ(その時は救急車を呼べばいいのかもだけど)、一念発起して出張教習を申し込みました。
教習の申し込みをするまでもかなりの葛藤があったんだけど、勇気を出してエイや!と行動を起こし、そのおかげでどうにかこうにか家の近所くらいはそろりそろりと運転できるようになりました。
でも、運転をしようと思った動機が「恐怖心」というネガティブなものなので、やっぱり怖いっていう気持ちはなかなか克服できないんですよねぇ。
怖いからどうしても運転する気になれず、結局ほとんど車に乗ることがないままやり過ごしていました。
それが今回こんな形でいきなりの試練です(泣)
こうゆう時のために運転できるようになったとはいえ、まさかこんなに早くその日が来るなんて。
怖い・・・と心で感じていながらも、「乗り越えなさい」と誰かに言われているような気もしました。
頭の中がぐるぐる状態でパニック一歩手前でしたが、とにかく自分が連れて行くしかない状況だったので、ガレージに車を出しに行くことに。
突然の出来事にもう怖くて怖くて、サイドブレーキのボタンを押す手もブルブル震えていました。
こんな状態で運転大丈夫か~!?と思いながらもエンジンをかけて、とりあえずガレージの外に車を出して。。。
やっとの思いで着替えて出てきた夫を乗せて、事故だけは起こさないようにと注意しながら、今まで出したことのないスピードで病院に向かいました。
多分はたから見たらそんなにスピードは出てなかっただろうけど、自分の中では映画に出てくるカーチェイスさながらの気分でした(大げさ 笑)
いざ、運転をしだしたら、結構冷静なもう一人の自分がいることに気づき、それは意外な発見でした。
怖いと思っていたのは乗る前までで、乗ってしまうと腹が座ったのか意外と自分いけるじゃないか~と。
結局、病院に着いたのは診療時間を10分ほど過ぎてしまっていたのだけど、事情を説明しなんとか診察してもらいました。
ふぅーっとひと息ついたと思ったら、今度は一気に私の胃がきゅーっと痛み出しました。
過度なストレスがかかって胃が痛むとはこのことかと、痛みを感じながらも内臓の位置を確認する私(笑)
人間の体って本当に不思議。
それで、肝心の夫の診断結果は腹膜炎の再発ではなく、まさかの「尿管結石」でした。
尿管結石は痛みのレベルの中でも最上位らしく、下手したら出産よりも痛いらしいです。(私はどちらも経験したことがないけど)
幸い、石がそんなに大きくなく、数日中には尿として自然排出されるだろうということで、痛み止めの薬だけ出されて帰ることに。
家に帰ったのはなんだかんだ夕方近くになっていて、朝から二人とも何も食べていなかったのでおなかがペコペコ状態。
うちのニャンコも急にバタバタと私たちが出て行ってしまい、不安な思いをさせてしまっていたので、帰ってきたらやっと安心した様子でした。
というわけで、昨日は本当に怒涛の一日でした。
でも、私にとっては一つの試練を乗り越えたような気分。
病院で夫を待っている間、目の前をストレッチャーで運ばれていく人たちを何人も目にし、そのたびに少しでも良くなってほしいと思いながら心の中で密かにエネルギーを送っていました。
病気ってなんでなるんだろう、自分がもっと治せるようになりたいと強く思いました。
そのためにも、もっと勉強して自分を高めていこうと心に誓った日でもありました。