歩くことの大切さ ~脳と痛みの関係~
気が付いたら10日以上もブログを更新していなかった・・・
なんとなく書くことが思いつかなくて。
今日は最近読んでいる本の紹介でもしようかなと。
私はとにかく本を読むことが好きなもので、電子書籍も合わせると同時進行で3冊くらいは普通に読んでいるのですが、最近は整体に役立ちそうな医学系の本がほとんどです。
冒頭の写真にある「慢性痛のサイエンス」は整体を教えてもらっている師匠の薦めで購入したものですが、痛みが起きる人体のメカニズムを詳しく解明しています。
急性の痛みだけで治る人もいれば、そのまま治らずに痛みが慢性化する人もいて、その分かれ道は心の中に強い恐怖や不安などのネガティブな感情があるかどうかということと関係しているらしく、脳(心)と体の関係がいかに密接であるかということを改めて知りました。
こちらの本は医療従事者向けなのか医学用語が満載でとにかく内容が難しくて、毎晩お風呂上りに2~3ページ読むのがやっとで、半年以上かけてようやく終わりが見えてきました。
一方、写真左の「脳はいかに治癒をもたらすか」の方は、「脳は奇跡を起こす」という本の続編らしいですが、偶然本屋で見つけて即買いしてしまいました。
医学書の棚の前で「なんか面白そうな本ないかな~」なんて思いながら見てたら、なんとなく体が横に引っ張られていき、止まった棚の前で本を端っこから指でたどって行くと、この本の上でぴたりと止まりました。
「これを読みなさい」と言われているような気がして迷わず購入。(こうゆう時の決断は早いです)
不思議なことに、どちらの本も脳と神経(痛みなど)の関係について書かれていて、日常的に体を動かすことの大切さについて延々と説明されていました。
まるで、今のほとんど外に出ない生活をしている自分へのメッセージかと思ってしまいました。
60~70歳くらいの時期に日常的に体を動かしていた人は、その後、認知症やパーキンソン病などになるリスクが大幅に減るらしく、この体を動かすというのはストレッチやヨガなどではあまり効果がないらしく、「歩く」などの有酸素運動が良いとのこと。
最近ヨガを始めたばかりなので、「ヨガではだめなのか・・・」と愕然としてしまいましたが(笑)
それはさておき、歩くというのはとても大切で、高齢になって寝たきりなど5日間歩かない生活をすると、元の状態に戻すのはとても難しくなるらしいです。
歩くこと(筋運動)で脳内からは筋力増強作用のある物質が分泌されて筋肉量が増えるらしいですが、足腰や膝が痛いからと歩かない生活を続けてしまうと、どんどん筋肉が衰えていき、ますます体が弱っていくという悪循環に陥ってしまうそうです。
いろいろ専門用語を使って難しく書いてありましたが、要するに「とにかく歩け!」という、どちらの本にも共通したメッセージがありました。
他にもパーキンソン病は発症する10年以上前から便秘や嗅覚障害が起きることや、病気が発症した後に体を意識的に動かし続けて症状を抑え込むことができた人の症例など、たまたま同じタイミングで読んでいる2つの本には内容が重なる部分が幾つもありました。
これはやはりきっと、今の自分に必要な勉強なんじゃないかと思っています。
エネルギー整体では脳を調整するクラニアルという手技を取り入れていますが、これは脳にアクセスして脳が自ら体を治そうとする力(自然治癒力)を引き出すことを目的としています。
脳というのはそれだけ可能性を秘めているというか、まだまだ解明されていない部分も多いですが、人体の中でものすごい回復力を持っている領域なのだと思います。
なかなか私の語彙力ではうまく説明ができないのですが、脳の不思議や痛みのメカニズムについて詳しく学べるおすすめの本だと思うので、興味がある方はぜひ読んでみてください。