人と比べることは悪いことじゃない

人と比べることは悪いことじゃない

昨日は自宅でのヨガレッスンの日でした。

朝からなんとなく心も体も重くて、正直ちょっと動くのが億劫な気分だったのだけど、こんな時こそヨガで体を動かした方がいいかもと。

普段のヨガでは、前半は手とか足とか体をモミモミしながら、最近の自分の身に起こったことやその時感じている感情なんかを先生に聞いてもらう時間になっている。

思いつくままに話していると自然と自分の内面とも向き合えるし、溜まっていたものが吐き出されてその後はすっきりする。

でも、昨日はちょっと違いました。

話せば話すほど気が重くなっていくというか、だんだん話すこと自体がしんどくなってしまった。

心身が重い状態の時に話をするというのはこんなにも労力がいるのかと。

いつもなら言われても素直に受け入れられるような先生からの言葉もグサグサと心に刺さり、自分がダメな人間に思えて仕方がなかった。

なんでいつも人と比べてしまうんだろう、自分らしく生きられないんだろうって。

幸い後半はポーズを取りながら体を動かす時間だったので、そんなモヤモヤした心の状態も少しずつ解消されていきました。

悩んでいる時は体を動かすのが早いとよく聞いてたけど、本当にそうだなと。

レッスンはそんな感じでいつも通り終わり、終わった後に「なぜいつも人と比べるんだろう?」なんてことをぼんやり考えていました。

自分に限らず、人の悩みの半分以上はこれが原因になってると私は思ってる。

自分と誰かを比べるなんてことは動物はしないし、これって人間だけがしてることだよなと。

人類の進化とともに必要がない機能は退化していくものだと思うので、それが今もあるってことはこの能力は人間にとって必要なものなんじゃないか?

じゃあなぜ必要?

なんて禅問答が内面で繰り広げられました。←こうゆうことを私はしょっちゅうやってます。

自分を他人と比べると、あの人はこんなことができるけど私にはできないとか、あの人よりも私の方ができるとか、優劣をつけるという行為が内面で起こる。

これがネガティブな行為で良くないことみたいに一般的には思われてるけど、果たしてほんとにそうなのか?

比べることで自分が得意なことがなんとなく見えてくるし、比べる対象がいなければ得意かどうかも分からない。

得意不得意じゃなくて、やりたいかやりたくないかの方が分かりやすければそっちでもいいと思う。

この人みたいになりたいと思って努力するのは別に悪いことじゃないけど、それがただ苦しいものだとしたら、その人にとって進む道はそっちではないのかもしれない。

よくワクワクすることをするといいとか聞くけど、それは本当にその通りで自分の直感がそうやって伝えてくれているんだと思ってる。

ちなみに、できるかできないかという見方だと答えが変わってくるので、そうじゃなくてやりたいかやりたくないか、想像した時にワクワクするかどうか。

それを無視してやりたくないことをやったり、無理にできるようになろうと努力したりするから摩擦が起きる。

そんなことを頭の中で想像していたら、地球の形のジグソーパズルが浮かんで、一つ一つのピースのデコボコが得意なものと不得意なものみたいに見えてきました。

一つのピースは一人の人間で生まれた時から形が決まってる。

その人の得意な部分は外側に飛び出していて、不得意な部分は内側に引っ込んでいる。

形は決まっているんだけど無理やりへこんでるところを伸ばそうとしたり、出っ張ってるところを引っ込めようとしたりウニョウニョ動いてる。

みんなが形を変えずに自分の得意なことにフォーカスして生きていけばパズルのピースがすべてきれいにハマる。

でも、あっちこっちで不得意なことややりたくないことを無理にやろうとしてる人たちがいて、それだとパズルがいつまでたってもハマらない。

調和な世界からはかけ離れていく。

なんてことが脳内の映像とともに降りてきました。

私は物事をこんな風に深く掘り下げて考えるのが好きで、文章もじっくり長く書くのが好き。

でも、たまにそれが悪いことのような気もしていて、表に出すことを少し遠慮してやってきました。

ここは自分のホームページなので自由に書けるけど、インスタでは長い文章は受け入れられないと思っていつも頑張って短くまとめて書くようにしている。(それでも他の人より長いけど)

今回、人と比べることの意味を自分なりに分析して、自分のこの性分は与えられた能力としてもっと伸ばしていったらいいんじゃないかなんてことを思いました。

冒頭の写真はヨガレッスンの時のうちの猫さん。

いつもこんな感じに遠慮なく先生の近くでゴロゴロしてます。

「ボクは比べることなんてする必要ないけど、人間は必要があるからやってるんだよ」

って声が聞こえたような気がしました。

カテゴリー