【紙で作るステンドグラス】4作目のローズウィンドウ作り
ここ最近は空いてる時間にコツコツと、紙で作るステンドグラス「ローズウィンドウ」作りに取り掛かっていました。
昨年、ネットでローズウィンドウなるものを知り、その美しさに魅了され、本と材料をネットで仕入れて独学で始めました。
今回完成した作品がこちら↓
中山真希さんという方の著書の中の「世界遺産 聖ヤコブ大聖堂の薔薇窓」というデザインで最高難易度の作品。
10枚の色紙を型紙に合わせて切って重ねているのだけど、もう鬼レベルの細かさで途中で何度も心が折れそうに。。。
これお医者さんの手術の練習にもってこいな作業なのでは?と思うほど繊細なデザインで集中力と忍耐力がないと無理。
ちなみに貼り合わせる前の状態がこちらです↓
ぱっと見単純なようにも見えるけど、16等分に折ってあるので一回切るのに16枚分切らなければならず、何度もカッターで切り込みを入れないと下まで届かない。。。
一番右下のチャコールの色紙なんて鉛筆で描いた下書きがぜんぜん見えなくて、ヘッドライトをつけてどうにかうっすら辿りながら切ってました。
しかも、ただでさえ難しいデザインなのに本のサイズよりも小さい枠しか手持ちがなく、縮小して作ったものだから余計に難易度を上げてしまった私(泣)
首と肩が痛くなってしまうので一度の作業はあんまり長い時間できなくて、なんだかんだ2週間以上はかかりました。
切っちゃいけないところを切ってしまったりとミスもたくさんあったけど、でもやっぱり完成した時の美しさは圧巻でした!
毎回、最後に色紙を重ねた時に「頑張ってよかった~」という達成感がすごい。
階段の踊り場の窓に今まで作った作品を全部並べて撮影してみました↓
カッターとピンセットを使う作業も大変だけど、何よりこのデザイン画を考えた中山真希先生という方はすごい人だな~と。
世の中には美しいものを作る人たちがたくさんいて、その感性が羨ましい。
私もサンキャッチャーで作品作りをするけど、パーツ自体は既に存在するものなので一から全部作り上げるモノづくりとはちょっと感覚が違うかなぁと。
ローズウィンドウも紙自体はあるものだけど、重ね合わせた時のデザインを考える作業は素人にはちょっと難しいと思う。
カッターとピンセットを両手に持ち黙々と作業をしていると、頭の中にいろんな思いが浮かんでは消えて、ながら瞑想みたいな状態になりました。
今、私はこんなことを考えてるんだな~と、もう一人の自分が冷静に見ていたりもして。
たまに、「なんで私は今こんなことしてるんだろ?」って思考もやってくるんだけど、結局好きだからやってるんだろーなって。
誰かのためでもお金のためでもなく、ただ自分がやりたいからやっているだけ。
それってよく考えると、けっこう幸せなんじゃないかと思いました。
好きなことができる時間的な余裕と意欲があるってことなので。
テレビ見たりスマホ見たりしてるとどんどん向こうから情報がやってくるので、知らず知らずのうちに自分の脳内を乗っ取られてしまい、自分が今何をしたいのか?とか分からなくなってしまう時がある。
そんな時はたまにこんな風に目の前のことだけに集中する時間を持つといいんじゃないかな。
ローズウィンドウはちょっと大変なので万人におすすめできるものではないけど(笑)
その点サンキャッチャー作りはそんなに難しくはないので、どなたにでもおすすめです♪
まあでも、今回の作品作りで私はつくづく幾何学模様が好きなんだなと思いました。
フラワーオブライフとか神聖幾何学もそうだし、曼荼羅もそうだけど、調和の取れた図形は見てると落ち着くというか安心する。
波動に対して超敏感人間なので、見るだけでも伝わってくるものがあるんだと思います。
今回のローズウィンドウ作りで大きな仕事を一つこなした気分なので(仕事じゃないけど)、また新たに頑張れそう♪