100年前のシュタイナーの叡智を味わう

100年前のシュタイナーの叡智を味わう

今年の5月に本屋さんで衝動買いしたシュタイナーの人体生理の本。

同時に何冊か読み進めていたこともあってなかなか読めていなかったのだけど、ここ最近急に読む気になり。

買ってから分かったことだけど、この本はかつてシュタイナーが講演した時の内容をまとめたものらしく、各章ごとに日付が書かれている。

それがなんと、「1911年」とか書いてあるので100年以上前!?

そんな昔にここまで人体の細部まで知り尽くしていたルドルフ・シュタイナーという人は、一体どんな能力を持った人だったんだろうかと。

私がこの本を買った理由は、脾臓についての項目があったからということは以前ブログにも書いたけど、脾臓という臓器がいかに霊的に重要なものであるかということが読んでいくうちに理解できた。

脾臓を切除しても人間は生きられるので現代医学では軽視されがちな臓器だけど、シュタイナーの理論によると、霊的に重要な臓器ほど物質レベルでの存在というのがさほど重要ではなくなるらしい。

だから、脾臓は機能不全や切除という事態になったとしても、他の器官に比べて肉体への影響がわずかで済むのだと。

身体から脾臓を切除しても、霊的な作用は変わらずに働くらしい。

具体的には脾臓は物理的な次元ではなく、エーテル体やアストラル体からの特別な強い働きを受けているとのこと。

大前提として「最初にエネルギーありき」なので、エーテル体やアストラル体のようなエネルギー体が先で、物質的な肉体はその結果として存在することになる。

見えるものしか信じられないような人には、この手の話は完全におとぎ話になってしまうと思う。

シュタイナーによると、人間の体の中には「霊的な働きが重要な臓器」と「物質的な働きが重要な臓器」、さらに「両方とも重要な臓器」というものがあるのだそう。

具体的には以下のように書かれている。

・霊的な働きが重要な器官…脾臓など

・物質的な働きが重要な器官…腺器官(甲状腺)など

・両方とも重要な器官…腎臓、肝臓など

 腎臓も一つ取っても大丈夫な臓器として知られているけど、排泄器官の場合、肉体的な要素の影響が大きいらしく、病気や切除をした時には体へのダメージがあると。

甲状腺も現代医学では切除可能な臓器になっているけど、シュタイナーいわく、甲状腺は物質的な出入りをコントロールする本質的に重要な箇所なので、完全に機能不全になったとしてもすべてを切除してはいけないのだと。

おそらく透視や霊視能力によってこれらのことを導き出したんだろうけど、100年以上も前にこのことが分かっていたのかと思うとものすごい能力の持ち主と思わざるを得ない。

今でこそシュタイナーという名前は誰もが知るくらい有名だけど、当時はきっと周りにも理解されなかったんじゃないかなと思う。

ぜんぜん関係ないけど、この辺の内容が書かれていたページがちょうど「111ページ」で、何か意味深く感じてしまった私。(以前から1並びのエンジェルナンバーをとにかくよく目にするもので…)

日本語の翻訳で言い回しが難しい部分も多く、なかなかさらっとは読めないけど、この本は多くの人に読んでもらいたいなと思う。

何も知らなかった自分が、遠隔でヒーリングをする時にちょくちょく手が勝手に動いて脾臓のあたりを調整する理由もようやく分かったような気がした。

古くから脾臓は特に霊的な器官として記述されてきたとのことだけど、今ではそれも埋もれてしまってほとんどの人が知らないことなのかもしれない。

握りこぶし大程度の小さな臓器だけど、潜在的な秘めたるパワーに私はとても惹きつけられる。

僭越ながら、シュタイナーと同じく脾臓の重要性を直感的に感じ取っていた自分の感性をちょっと褒めたいとも思った。

100年前の叡智のほんの一部分に触れられて、宝物を見つけたような幸せな気分を味わえた。

こうゆうマニアックなことってなかなか理解してもらえないけど、どこかの誰かの心に届いたら嬉しい。

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