やさしい世界になりますように
遅ればせながら新年初ブログです。
今年もどうぞよろしくお願いします。
年明け早々、大きな地震や飛行機事故など動揺させられる出来事が続いていて、みなさん大丈夫でしょうか?
私は静かに祈りながらローズウィンドウを作り続けていました。
青い蓮のデザインのものを以前から作りたいと思っていて、このタイミングで完成しました。
以前、過去生リーディングをしてもらった時に、イタリアの古い修道院でステンドグラスの前で毎日祈り続けていた修道女だった過去生を教えてもらいました。
今もこんな風に紙のステンドグラスを作りながら祈っている私は、やはりその時の過去を引き継いでいるのかなぁなんて思いました。
猫に対する愛情がとくに強い私は、飛行機事故で預けられていた猫が犠牲になったことを知り、とてもショックで悲しくて涙が出てきました。
どうか今は安らかな場所で心穏やかにいられていますようにとずっと祈り続けています。
猫のニュースはネットでも貨物ではなく客室に一緒に載せるべきだと声をあげている人がたくさんいて、私も署名をさせていただきました。
それに対してものすごい勢いで反論している人の書き込みがとても多いことに驚きました。
動物が嫌いな人やアレルギーの人がいるからとか、そもそも飛行機に預けることが論外とかいろんな意見が飛び交ってます。
私も自分の猫を飛行機に預けるなんて絶対に考えられないし、3年前に我が家で今の猫を飼い始めてから旅行に行く回数も激減しました。
普段の生活でも長時間留守にすることは避けて、自分達よりも猫を優先する生活になっています。
それでも、世の中には引っ越しや急な事態でやむを得ず飛行機にペットを連れて行かなければならない状況の人もいるだろうし、そこは理解をしなければいけないのかなと思いました。
それも言ってしまえばすべて人間の勝手な都合だけど、その都合で連れて行かれる動物たちのために貨物室という劣悪な環境ではなく、飼い主と一緒に載せられるようにしてあげて欲しいです。
全便とは言わないから、せめて一日に1便とかでもいいから同伴できる座席を確保してもらえないのだろうかと。
それが無理だというならいっそ預かり自体を禁止にしてくれた方が動物にストレスをかける心配もなくなるし良いのではと思います。
海外の旅客機は隣に載せられるところもけっこうあると聞いてるので実現不可能なことではないと思うのだけど、反論している人たちからしたらわざわざそんな配慮をすることすらありえないというくらいの批判っぷりでした。
かれこれ25年ほど前にドイツに住んでいた頃はペットも家族の一員だという考え方は当たり前で、レストランに犬を連れて入れるのはもちろん、専用のフードもお店で出してくれていました。
電車も犬と一緒の場合の料金がちゃんと設定されていて、街中で散歩中の大型犬でもリードに繋がれない状態で飼い主と一緒に歩いているのをしょっちゅう目にしました。
猫の場合がどうだったかまではちょっと覚えていないけど。
向こうはペットを商品として扱うことはしないので日本のようにペットショップというのはなく、ブリーダーが小さいうちにちゃんとしつけをして引き渡すシステムのようでした。
逆にしつけができない動物は殺されてしまうとも聞いたことがあり、可哀そうだけどその辺はかなり徹底しているようでした。
25年前に既にそんな状態だったドイツに対して、日本は未だに動物を「物」として扱う風習が根づいています。
ペットショップで動物を売る行為が当たり前でそこに何の違和感も感じていない人の方が多いのかもしれないけど、私はあの狭い空間に入れられている犬や猫を見るたびに気の毒で心が痛みます。
今回のネット上のコメントを見ていても、日本は相変わらず動物の命に対する意識が低くて、変えようと声をあげている人たちに対する攻撃がすごい。
食用として動物を食べるくせにペットは特別なのかとか、とにかく反対している人たちの意見が過熱していて唖然としました。
愛猫家の石田ゆり子さんも、声をあげたら怒りのコメントがたくさん返って来て「そんなに怒らないで」とコメントしていました。
ほんとに、そんなに怒って反論しなくても、ちょっと考えることをしてくれればいいのにと私も思います。
今回の件で思い出したのが、何年前だったか電車内にベビーカーを畳まずに持ち込むことについて論争が起きたことがありました。
ベビーカーは邪魔だから電車内では畳むべきと言う人たちがいて、赤ちゃんがいる人からしたらそんな風に言われたら電車に乗りにくくなってしまうだろうなと私は思いました。
ベビーカー=邪魔な物という目線でしか見ていなくて、ベビーカーを畳んで赤ちゃんを抱っこしなければならないお母さんの立場になって一度でも考えたことがあるのだろうか。
子供がいない私でも想像できることなのに。
ひとりひとりが想像力を持って自分以外の立場になってみればもう少し理解できることがあると思うのに、それができない人がたくさんいると感じました。
思いやりがあるというのは、想像することができるかどうかだと私は思ってます。
今回の件とはちょっと内容が違うけど、私の中ではなぜかその出来事が思い起こされました。
犠牲となってしまった猫とその子を失った飼い主さんのことを思ったら、本当に気の毒でたまりません…
ペット同乗について世の中の意見がこれほどはっきり分かれるのは、命の重さに対する価値観の違いなのかなとも思いました。
人間の命の方が上で動物はその下なのか…
いろんなことを考えさせられてます。
話が少しずれるけど、地球の二極化が始まってこれからは古い地球の価値観のまま生きる人と新しい地球に移行していく人たちにはっきり分かれるのだそうです。
今回の件のように対立することが今後も増えてくるのかどうかは分からないけど、私はただただやさしい世界にいたいなと思います。
人間も動物も植物も安心して生きられるやさしい世界になるように、祈り続けたいと思います。
長くなってしまいましたが、今年もどうぞよろしくお願いします。
元日の朝に撮った写真↓お顔に虹がかかっていました🐾