週に一度の父のヒーリング整体

先日、駅まで歩いていく途中に見かけた小さな梅の木。
最初、花びらの色から桜かと思ってしまった。
春が近づくにつれて、一気にお花が咲いたり新芽が出てきたり、そうゆうのを見てるだけでどことなく気持ちが明るくなる。
今年に入ってから、週に一度のペースで実家に行って病気の父の施術をしているのだけど、やはりしんどそうにしている父の姿を目の当たりにするとこちらも辛くなってしまう。
6年くらい前までは、毎年春になると両親を連れて一泊二日の旅行に行っていたのだけど、それも今ではできなくなってしまった。
振り返るとあの時が最後だったんだなともう戻れない時を感じて、人はいつどうなるか本当に分からないと思った。
5年前に間質性肺炎の診断を受けた父は、ステロイド剤やその他大量の薬を飲み続けていて、今では顔がパンパンにむくみ、副作用で手は震え、私が知ってる以前の父とはすっかり見た目が変わってしまった。
普段はほぼ力を使わないヒーリング整体だけど、父の場合は身体がガチガチに固まってしまっているので、普通のマッサージみたいに足を揉みほぐしたりとけっこうな体力を使う。
病気そのものよりも、薬の副作用で内臓の方が先にがやられてしまうのでは…と心配になるけど、父はもともと身体が強い方なので今もなんとか持ちこたえている。
こんな風になる前にもっと自分の体をいたわってあげていればとか、コロナのワクチンさえ打たなければ…とかいろいろ思うけど、今さらそんなことを言ってもどうしようもない。
今はとにかく、自分ができることをただやるしかないと思っている。
毎回施術中、父の肝臓や腎臓に手をあてながら、心の中で「ありがとう」と「ごめんなさい」をずっと言い続けている私。
こんなに大量の薬の毒素を体に入れ続けているにも関わらず、今も頑張って機能してくれている父の身体の細胞に対して、ありがたくて時々涙が出そうになる。
せめて父の代わりに私が「ごめんね…」って謝るようにしている。
内臓にも意識があることは分かっているので。
若い頃からお酒を毎日飲み続け、病気になれば医者と薬に頼り、自分自身で身体をケアするとか一切してこなかった父。
今こうなってしまったのは、ある意味自業自得なのかもしれない。
それでも、頑張って仕事をして家族を守ってくれた父のことを思うと、寿命は変えられないとしても、少しでも苦しみを和らげてあげられたらと思う。
こうなることも本人が選んだ魂の計画なのかもしれないけど。
そんなわけで、今は毎週父の身体に触れて、祈りながら自分が出来る限りのことをしています。
結局のところ、私自身が後悔したくないだけかもしれないけど、もしかしたら今はとても尊い時間を過ごしているのかもしれないと思う。
これも必ずいつかは終わりが来るので。
父は父で、娘にこんな風に施術してもらえるのが嬉しいようで、とても喜んでくれてるらしい。
毎回、実家から帰ると「ふぅ~」と安堵のため息&どっと疲れが出てしまう私。
近所のお気に入りのケーキ屋でスイーツを買って、「今日もよく頑張った、私」と疲れた体をねぎらいました。


